家庭菜園フランスでは「ポタジェ」イギリスではキッチンガーデン

 暖冬かなと思いきや急転奄美大島に115年ぶりに雪を観測そして全国的に寒波の襲来となりました。南方諸島に寒気団が入り込み九州地方一円に積雪した模様です。しかし一番寒いとされている立春が過ぎた今日この頃、梅の花が咲きほころびようやく日差しも穏やかになり三寒四温の繰り返しにて春らしくなってきました。一年の始まりは立春からともいいます。「春が始まった第一日目」でもあります。我が菜園の農作業の始まりでもあります。

 

 

上:我が菜園 下:フランス レタス、ルバーブ他数種類の野菜

フランスは菜園も芸術品「ポタジェ」とガーデンデザイナーの烏賀陽百合さんがネット上で記述されているのを発見したときは共鳴を受けました。言わずもがなフランス人は生活芸術を身上としております。花やハーブ、野菜を一緒に植えて食べるだけでなく見た目も美しく、楽しむ菜園を造っています。確かにフランス(パリ近郊ノルマンディー地方)に住む娘の所に行ったとき、住宅街の各家庭の菜園はとてもきれいです。ブロック塀など無くオープンな形にて芝生の庭、花壇に囲まれた菜園は通行人にも鑑賞できるようになっています。それに比べ我が菜園は雑草や害虫と共生する自然栽培を身上とする農法を行っている限り、そのフランス風ポタジェにはならないかもしれません。我流ではありますが表記のキッチンガーデンを目指しております。おいしい野菜を求め食に対する貪欲さが美しい菜園を造れない理由でもあります。それともう一つ大きな要因は我が菜園において野菜畑と花壇の領域が違うのです。花を愛でる我が連れ合いは仕事の忙しさのあまり手がつけられない状態があります。人間には各々適正がある様に農に対する意識と花に注ぐ意識と多少の差異がある様に思われます。各々のセンスを考えるとお互いの領域の侵犯は避けねばなりません。ロマンを求めていづれは生活のにおいと美の世界が一体となるポタジェな菜園を造りたいと願っています。

 

 

 

 

 

 

 


2016/02/19  comment:(2)

  1. bando より:

    どんな野菜が出来るのか楽しみです。
    また収穫の時は写真をアップして下さいね。

    • unoarchi より:

      土の力を借りて栽培する自然農法の野菜は本当においしいですよ

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