自然栽培とニホンミツバチは手間いらず

 こんな表記の言葉を無造作に申し上げると各々の専門家から大変なお叱りを受けそうです。

確かに私は野菜作りにおいては草は抜かない肥料も与えない、何度も申し上げますが西村和雄先生の教え通りに「ぐうたら農法」を実行しています。草を生かす草生栽培なのです。土の力を借りて栽培する野菜は本当においしいのです。何よりも摘み取った後放置しておいても腐りません。枯れていくのみで自然界に戻る習性を感じます。生物の本質でしょうか与えられたもの(肥料、水・・)には敏感に反応いたしますが、不足なものに対しては必死に求めていきます。生息する期間も長く、おいしさも凝縮されてたくましくなっていくのです。「不足には強いが、過剰には弱い」人間の本質も変わらないと思います。自然栽培の原理が私の人生に大きく影響を与えてきていることは実直な思いがいたします。まだまだ勉強不足ですが今はやりの 「ニシムラ勉強中」です。

今月の収穫(馬鈴薯、ニンニク、玉葱)

ニンニクの花

 もう一つ感動してるのはニホンミツバチの活動です。彼らは野生です。人間が思うように飼い養うことは容易ではありませんが、見事にわが巣箱に分蜂して宿ってくれたのです。何の知識もありません。2年前は巣箱を設置しただけで自然に入居してくれましたが、今回は人口誘引剤を使用いたしました。3台の内2台に探索隊が訪問していましたが結局一台に定着しています。数は数え切れません、数千匹~数万匹と言われています。ニホンミツバチは女王蜂と働き蜂(全てメス)、雄蜂が群をなして一家を形成しています。女王蜂は日中に他の群の雄蜂と交尾いたします。これって浮気とちゃうん~と思いきや自群の雄蜂とは近親相姦なのです。雄蜂は日中せっせと他の群の女王蜂を求めて飛び立ちます。それ以外何もしません。それに引き換え働き蜂は巣作り、清掃、育児とせっせせっせと花の蜜を求めて働き詰めです。そして約30日の短い命を全うするのです。そんな働き蜂をかいがいしいと思えます。雄蜂はそれなりに存在感があるのでしょう。女王蜂は一家を成し君臨しています。そんな生態を毎日眺めているだけで楽しいものです。


2016/06/28  comment:(2)

  1. miki bando より:

    にんにくが凄く大きいような〜しかも花が綺麗。
    蜂の寿命意外と短いんですね。

    • unoarchi より:

      ジャンボニンニクの花は本来は実に養分が行くように摘み取るべきなのですがあまりの綺麗さに咲かせました。働き蜂のごとく働きすぎないようにご自愛ください。

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