暮らしが仕事、仕事が暮らし

「暮らしが仕事、仕事が暮らし」
これは陶工、河合寛治次郎氏の言葉である。
彼は陶芸家でありながら、一芸に終わらず木彫、建築家具のデザイン、そして心に残る言葉や文章をのこしている。生活空間と併存の中で、仕事も暮らしも混然一体の生活されていたのがよくわかります。
ものつくりの人たち、芸術家たちにとっては時間は無制限に欲しいものです。それは言うまでもなく建築界に於いても同じで、夜中11~12時は当たり前で始発電車で帰った覚えがあります。というのは提出期限も前提ではありますが、いいモノを創るには時間を最大限に確保したいのです。そして暦の通り土、日休んではイメージが寸断されるのがつらく継続して作業するという宿命に陥るのです。
今は働き方改革で政府より「仕事と生活調和」を推進する指針が出されている。「働く人が仕事の責任果たそうとすると、仕事以外の生活でやりたいことややらなければならない事に取り組めなくなるのではなく、両者を実現できる状態のことです。」と言っています。
若い人たちは出来るかもしれませんが不器用な私は仕事優先、仕事がすべてと他の時間を割いても仕事を暮らしの中に取り込んでおります。


2023/09/24  comment:(0)

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